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セッション転送

Control知恵袋

Connectサービス便り:Vol. 7
2019-07-31

知恵袋・第7回「セッション転送」

1) セッションの「ホスト」

Angowl

ConnectWise Controlでは、全てのサポートセッションにホスト(担当者)が割り当てられます。
どのユーザーがホストかは、サポートページのセッション一覧で確認することができます。(下図

❶,最初は必ずセッションを作成したユーザーが、そのセッションのホストとなりますが、後で他のユーザーにセッションが「転送」された場合は、転送先のユーザーがホストとして割り当てられます。

最初は必ずセッションを作成したユーザーが、そのセッションのホストとなりますが、後で他のユーザーに
セッションが「転送」された場合は、転送先のユーザーがホストとして割り当てられます。

2) セッションの「転送」

Step.1

セッションを「転送」するには、右クリックメニューから「転送」を選択します。(下図

yajirushi
 「右クリックメニュー」画面,【注意】:TransferSessions権限がないユーザーは、「転送」を行うことができません。
Step.2

次に現れるウィンドウで転送先をリストから選択し、「セッション転送」ボタンをクリックすると完了です。(下図

yajirushi
 次に現れるウィンドウで転送先をリストから選択し、「セッション転送」ボタンをクリックすると完了です(下図❸),【注意】:このリストには、24時間以内にログインしたユーザーしか表示されません。
          これは、Web.Config設定のHostEligibleExpireSeconds値により制御されています。この値を変更したい場合は、第5回Control知恵袋をご参照ください。,では、そもそも「セッション転送」はどういう場面で必要となるのでしょうか?,セッションの「転送」は、ロールベース・セキュリティを実現する際、必要となる機能です。

3) ロールベース・セキュリティとセッション転送

Angowl
サポートにおける「ロールベース・セキュリティ]を簡単に説明すると、 一般ユーザーは自分が担当しているセッションしか扱えない体系を指します。
  この体系を実現するのに欠かせないのが、セッショングループ「My Sessions」です。 このグループは、サポートページに初期から付いてくるもので、現在ログインしているユーザーが 担当しているセッションのみを表示します。(下図

【Tip】:セッショングループについては第1回『Control知恵袋』、ロールについては第2回『Control知恵袋』をご参照ください。

セッショングループ「My Sessions」
Angowl

このように、各ユーザーは「My Sessions」しか見ることができないため、
他のユーザーが担当しているセッションに接続することはできません。これにより、セキュリティは 強化されますが、ある『問題』も生じます。

問題とは?,上図 ❸ のユーザー「カモ」が何らかの事情で、急に14時予定の山田さまをサポートできなくなったとしましょう。同僚の「トモ」に担当を代わってもらいたいのですが「トモ」の「My Sessions」には山田さま用のセッションは、表示されないので接続できません(下図❺)
Angowl

このような問題の解決策として、「セッション転送」があります。

管理者、または「カモ」自身が「トモ」に山田さまのセッションを「転送」すると、「トモ」の「My Sessions」に追加されますので、接続できるようになります(上図 ❻ )。
Angowl

『さあ、セッション転送を使用して、ロールベース・セキュリティを実装してみましょう!』